カウンセラーへのてがみ

 

 

しらないひとがあたしのからだを勝手につかうの

 

いたいしこわいことがなんどかあったあとに

 

お金のために体を使わされたことがあるの

 

それがたまらなく汚いの

 

お金は誰かが持っていっているの、

誰かのためにあたしはあたしの体を使わされたの

 

誰かがお金のかわりにあたしの体をつかっていた

あたしはいつもそれを天井からみていたの

それで数を数えていたの終わるまで

おかねのかわりじゃないときは

いたかったのとても

 

いろんな天井があった

いろんな場所があった

いろんな人がいた

いろんな人数がいた

 

それがぐるぐるおもいだすの

いたいのとっても

こわいし、いたいし、さむいし

 

かれしというひとがあたしにそうしろといっていたの

あたしはそれでしかはたらけないんだからって

じぶんといっしょにいるためにしごとをしろって

それがたいとうというものだって

 

おぼえていなくてもだれかがあたしのからだをつかうこともしっていて

いつもからだをあらっているの

だってきたないから

たくさんたべてふとればいいかなっておもったけどうまくいかないの

たくさんてをきったけどうまくいかないの

としをとったらだいじょうぶかとおもったけどうまくいかないの

 

みんなしらないとおもっていたの

でも、それ、せんせーはしっているんだっておもった

 

あたしのいまのしょうじょーとかみたら、

あたしがせいてきに問題をかかえているのはステレオタイプで

 

あたしね、あたしせんせーがだいすきなの

でも、せんせーは、あたしがそういうめにあっていることをしっていたの

せんせーにとってあたしはただの、ずっとむかしのカルテにすぎないから

せんせーにとってはなにも、どうでもいいできごとなのしっているの

でも、あたしにとっては、それがおおごとだった

 

せんせーにあいたいっておもっていたけど

こんなにきたないものにはそんなしかくないし

だれかをすきになるしかくもない

ただの、排泄物まみれの汚いゴミだから

ゴミは捨てなくちゃ