見守られていた

事実を、認識する。

自分の思いと願望ではなく、湧き上がってくる記憶と、それをただ淡々と。

 

楽しいことから、安心なことから

 

祖父

→実家の近所だから頻繁に遊んで、本を読んで、将棋をさしていた

→鳥の世話を一緒にして、あたしが描いた絵を、いつもいる部屋にかざっていてくれた。カバーをかけて。

→あたしがほんとに小さいころ、あげた植物の種を上手に育ててた

 

※でも、ママと関係が悪かった。祖母とも。祖母とママがうるさいから、実家のことには口を出さないでいた。あたしも祖父にはいわなかった、何も。

 

女のカウンセラーの先生

高校生のとき、定期的にあっていた。

なんだか生きづらいというか、自傷をしたくなるということ

それで、人に話すということをした。

だから当たり障りのない話をして、その先生が医療職だったから

手に職つける資格をとって、実家をでようという契機になった。

まずは受験して逃げ出すこと、それで深くは話していない。

 

幼馴染

いつも、いつも近くにいた。

とくに中学と高校は、ほんとうにいつもそばにいた。

帰宅時間が遅い時には送ってくれてそのときにいろいろな話をした。

あたしの話をずっときいている

でもあたしは、幼馴染の話をほとんどきいていない。

むしろ、あたしの話をききたがっていた。

 

家でをした時も、症状がわるくなったときも、入院したときも

手紙をくれた。

行くところがないときに、あたしを泊めてくれた。

関係をもたないでいられた。

 

今、安心感をもって、この人たちがあたしを見守っていたのだと思えるのはそれくらい。

 

まだ子どもで、小さな存在だったあたしを

誰があそこから出せた?

あたしよりむしろ、いじめられていた姉、その後ひきこもりになった姉に

多くの注意がむけらていた。

虐待の知識も、理解もない。虐待としつけの区別もない。

性的な搾取をされて、誰にうったえればいいのか、

それを守らなければいけないものだったのか

それは不当に搾取されてはいけなかったものなのだとか

知らなかった。

あたしは、ずっと何かを搾取されていた。

 

彼氏という人が

あたしとほかの男の人がねるのを推奨してお金をとっていた

あたしと、ほかの男の人との写真をとったりあいてにその件でお金をとったり

 

あーーーーー

思い出すと本当に、どうしようもなくなる。

あたしが、なんでそんなことをしていたのか

なんで抵抗できなかったのかわからない。

それは過去で、うけいれろっていうけれど

本当はしなくてよかったこと。

 

いや違うか。性産業が

メンタルんで傷付いた人の最後の砦になるという現実もわかる。

不規則な勤務でも、ドタキャンでも、なんとか仕事ができるもの。

メンヘラが多い業界。

 

そうだ、元カレは、だからあたしにそこで働けといって

あたしを面接にいかせた。

それしかできないんだからって。

 

でも違うよ、あたしは今

違う仕事をしている。

最終的なセーフティーネットででもそこから抜けられないということもある中で、あたしは違う仕事をしている。

 

あたしの場合は、性産業に関わればかかわるほど、

悪化していく。

あー何をいいたいのか、わからなけど

 

見守っているといっていた人間が

あたしをよくするといっていた人間が

加害者であったり

何もよくしらない存在(彼氏の友達とか)が

まわりから、あんないい彼氏はいないんだからとか

痴漢されるのは魅力があるからだとか

誰にも相手にされないよりはマシだとか

襲いたくなるほど魅力的だったんだねとか

とにかく雰囲気エロいからやりたくなるんだよとか

男日照りがなくてうらやましいとか

そういうことを言われるたびに

ひどく傷つくし

ひどく嫌になるし

ひどく死にたくなってきたし

ひどく自分を嫌いになるし

ひどく自己否定ばかりしたくなるし

ひどく苦しくなるし

ひどく汚く感じる