パパは

 

 

あの日は私はクリニックで暴れていて

父が付き添いできていて

あたしの状況の説明をきいていたんだと思う

 

安定剤を注射されて、意識はあるけど体がうまく動かないので

父と一緒にせんせーがクリニックから車で送ってくれるといっていた

タクシーにのれないでしょって

 

アパートまで連れていって部屋の前まで送った後

せんせーが帰った

 

あたしを支えたまま父がベッドまで連れて行こうとしていたのはわかる

 

ラクにするのにって衣類をゆるめていた

 

せんせーの話になり

 

「普通、家までおくるとかいわないけど、あの先生は熱心なのか。それとももっと違う気持ちがあるんじゃないのか」

「なんかいわれたか」

 

っていうから

 

「そういうんじゃない。見るに見かねてでしょ。いつも冷たい態度で笑ったりすることもほとんどない」って説明した

 

ほんとか?お前は?せんせーになんか気があるのか

 

っていうから

 

あるわけないよね。立場がちがう

 

っていうと

 

ほんとに?

 

と確認しながら体をさわりはじめた

 

なんでそんなことするんだろうって思っていた

 

高校の時の彼氏とはやったのか?

と聞かれて

 

最後まではしていない

 

でも触られたことはあるのか

どこが気持ちいいか知っているのか

 

って聞かれて

 

気持ちよくなったことはない

 

て答えていたら

 

こういうふうにさわるんだって

身体をあらってやるから風呂に入ろうって

浴室に連れていかれて

身体を洗われた

 

で、ベッドで待つように言われて

パパがでてきて

 

身体をさわりはじめて

 

続きをしよう

 

って

 

あのせんせーはこんなことできないだろうって

 

オヤコダカライレナイヨって身体をあちこちさわってなめていた、ゆびをつかったりしていた

 

くすりで身体がぐったりしていて

力が入らなくて意識はあるけど

 

それが次の日まで何度も続いた

 

あたしは服をきないままふとんにいて

父が用意したものを食べて

眠ったら

父がAVを借りてきて

あたしにそれをみせて

こういうことやってみたい?

っていって

あたしに再現する

 

 

 

ずっと忘れていたけど

思い出した

 

パパは、せんせーに嫉妬したの?