せんせのかかわり

せんせのかかわりは君には必要だと思う。

きみは、自分の体の境界線がどこかいってしまってゆらいでしまうんだよね。

だからせんせのように、肉体をともなった踏み込んだかかわりが必要で

毛布をかけてあげたいというように、行動でしめす人が必要だったんだよ。

 

私は、君の自分をとても客観的にみているという気持ちはとてもよく理解ができる。自分もそういう特性があるから。でも一方でせんせのように肉体をともなった行動というのが苦手。どちらかというと言葉を使う方が得意なんだよ、という。

 

君を守ろうと考えて、医師やカウンセラーが考えていたのに、君を傷つける結果になってしまうなんてね。

 

せんせのかかわり

・かわいそう、毛布をかけてあげればいいのにって焼死体の私のことをいっていた

 

・急遽帰省している時にも、折り返しの電話をしてきた

 

・病院が休みの日でも、勤務日じゃないときでも、今日は遅くまでいるから電話しておいでって電話してくる

 

・あなたが心配なんだ、このくらいしないとあなたはだめなんだってよくいってた

 

・朝→昼とか、昼→夜とか 一日で何度も

 

・病院にこいととにかくいう。休むと電話をかけてくる

 

・じしょうとカッター、それをせんせの指で自分でおる

 

珍しかっただけでしょ、私みたいな人が。

 

ほんとに、ちゃんと関わろうとしたなら私が復学するかどうかのタイミングで移動したりしない。

 

たくさんあるケースのひとつ。

入院させて、それで終了。

せんせにとっては、たくさんあるケースのひとつ。

カルテの1冊にすぎない。

きっと思いだしもしない。

私のことなんて。

 

私はうれしかったし、期待をしたんだよ。助かるのかもしれないって今の苦しさから。

でも、そうじゃない。より沈めただけ。

 

沈めただけの。

沈めた方は、きっと思いだしもしない。

 

いじめの構造と同じ。

いじめられた方は、覚えていて、社会に適応できないというのに

いじめた方は、やんちゃした、今はまっとうに生きているみたいな感じ。

 

加害者だって自覚がないままいることが許せないのかな。

加害者だし、いじめの共犯だし、善人じゃないんだってことを

あやまってほしいの?

違うよね。

あやまられても何にもならない。

あやまられたからって何もかわらない。

あやまられたからって私がラクになるわけじゃない。

 

恨んでる?

恨んでるの?

大切だったっていってほしいのかな

守りたかったんだって

でも君を守れなかったんだ

大切だったんだ

これ以上傷つかないようにしたかったんだ

 

だってあいしていたからって

そこまでいってほしいのかな

 

 

くだらないくだらない

そんなことはないし

そんなものはないし

わたしにはなにもない

 

せんせ

あいたい

あってはなしがしたい

あってうらんでいるおこっているでも、大切で必要な経験だった、シェルターになっているんだって

 

言ってどうするの?

 

言っても何にもならない

 

自分 の気持ちを声にするのは大切だっていってた。

 

あいしてるって君が大切だっていって。

 

未熟な治療者の戦略ミスのとばっちりだったとしたら納得がいかない。

 

ばかみたいじゃない。

私が。未熟な、スキルの低い治療者に振り回されて、医療ミスをされて、

その結果のとばっちりって、そんな馬鹿な話はないでしょう。

外科手術だったら、医療ミスで裁判がおこせるっていうのに、

精神科医療については訴訟をするのだってできない。

 

それよりも、そこに助けようという意識があった、大切でそれで最善を考えた結果だったんだ、でもあとのことは悲劇だったんだっていわれたほうがまだましだ。

 

意味がないのに、意味づけをしたいんだ。

愛されてもいないのに愛されているような錯覚をおこしたい。

馬鹿みたいだ。

 

私には何もないのに。