みんな何かしようと思っていた
怖くて、いろいろ
泣きたいのもあって
怖くて、おこっているのもあって
すごく怖くて怖くてよるも眠れなくて
現実感が希薄。
それがつらくて、でも明日の仕事はなんとかやらなくちゃいけないから
それで急遽診察。
すごく怖い、怖いのがいっぱいあって
何が怖いのかわかってないけれどとにかく怖い
仕事で一緒に移動していた先輩に、病院にいく電車に乗せてもらった
という話もする。
怖い気持ち、何が怖いかって掘ってしまうと悪化するから
でもきっと怖い気持ちを感じることにエネルギーを使っているから現実的なことができないし仕事に集中できないんだということに。
泣きたいなら、泣けたらいいんだよ、というカウンセラー。
泣いたってなにもかわらないよ、という私。
みえているものが、病院のできごとで。
カウンセラーに、私何か入院しているときにいやなめにあったって話している?
っていったら、本来は守られるべき場所で被害にあったっていう話はきいているという。覚えていないの?というから話したことは覚えていないという。
先生たちが、いっぱい考えて私を入院させたけど
閉鎖された空間はろくなものじゃない。それはカッコーの巣の上でのときからそうだ。
今にして思えば、DVのシェルターだってよかったのかもしれない、と先生がいう。
でもきっと、その時に先生たちの頭にはそんなものはなかった。
君のことを考えてよかれと思ってしたことなのに、よけいに傷つける結果になってしまって、本当にふがいなく思う、とセンセーはいう。
仕方ない。仕方ないこと。先生たちは、私を入院先におくったらそれで仕事はおわり。その先のことなんて分からないし、想像も付かないだろう。
精神病棟がどんなの悲惨か、先生だって知ってるんでしょ、っていったらいい話ばかりだとは聴かない、といっている。
黒焦げの死体の夢の話に戻る。
私の中で、「かわいそうだ、毛布をかけてあげればいいのに」なんて答えは想定外だったこと。
それをきいて、先生は、それはセンセーのスタイルが非常によく出ているね。私はそういう言葉は出てこない。なんだか踏み込んで、ふかくかかわるというのは苦手なんだよね、という。
私は、センセーが、予想外の答えをいったことで、きっと期待したんだと思う、と答えた。
そんなことをいう人はいなかったから、もしかしたら違う結果になるんじゃないかと思って期待した。
でも、と私はいう。でも、構造としては同じことがおきた
本来守られるべき場所で被害をうけるという構造が、家庭と入院先でおきた。
だからかわらなかったのだ。という。
今みえているものが、ということは原因は多分精神病棟で起きた事件の件。性的な被害と、暴力を患者にふるっていた看護助手がいたという話が報道された。多分、それが引き金になったんだと思う、と答えた。
君の話で、具合が悪くなるトリガーがこれじゃないかというのが出てきたのははじめただ。それはいい傾向だ、という。
期待させ説いてっておものかな?きくから
そうじゃないという。でも、だからこそ先生の距離感は今は私は安心なんだと思う、答えた
深く関わろうとして、かなり踏み込んで関わったんだと思うよ、という。
自傷をしている君をとめるのに、カッターの刃を自分の指で切ったという話があったよね。そんなことだって、みんなにはできないよ。いい話だけれど。
でも、深く関わろうとすると、傷つけてしまうこともあるんだよね、という。
なんだか涙がでてくるね、という。
治療枠って大事って話だよねっと私は答える。カウンセリング中に、ドクターがみにきたこともあった、答えた。
私もそこは苦手だけどね。
まわりからみても、何がおこっているんだろうというところがあったのかもしれない。私が紹介したんだよね。ただ出会ったからそういうことがおきたてだけなんだと思うけれど。
せんせに電話したいのは、ありがとうといいたいのかもしれない。でも怒っていることをいいたいのかもしれない。もうすんだことだっていわれたってこまるよね。
たきつけてはいけないけれど、いうことが意味があるのかもしれないよとカウンセラー。
おや死んでいるからおやに恨み言をいうこともおこることもできない。
でも、せんせはまだ生きているから、生きているならいってもいいかなって思うところがあるのかもしれない。
もし、せんせが私にしていたようなことを自分の後輩がしていたらなんて声をかける?ときくと
自分の問題をちゃんと自分で抱えられている?ときくと思うと先生が答える。
患者に投影するなってこと?というと
いや、投影が必要なこともあるけれど、程度の問題だよ、という。
精神科に入院していて、性的な被害をうけるというわけのわからない状態だ。そんなの、誰が信じられるんだろう。薬漬けでふらふらで、自分話すことすらできないのに。